@デビルビス HAV-501-B

総合点ではこの商品が一番優れているのではないでしょうか。デザインは銀メッキでガンとよく合います。ホースの取り付け位置が左よりに設計されていますが、これは塗料カップを右にセットしたとき右に傾く重心をホースを付けることでバランスがとれるようによく考えられています。残念なのはエアーゲージが大きいこととkg/cm2表示なことです。kg/cm2=9.8×10×Mpaですが、塗装業界のデータはほとんどMpa(メガパスカル)で表示されているので、細かい調整データをとっていくとき不便です。

こういう方法もあります。HAV-501-Bのゲージを明治のミニエアーゲージに取り替えてしまうのです。ねじの径・ピッチとも全く同じなので問題なく取り付けられます。こうすると軽量化プラスMpa表示にできます。

Aサタ マイクロメーター
機能に関しては問題ありませんが、重く、デザインが悪く、値段も高いです。表示はBar(バール)で、Bar=100×Mpaなのでデータはとりやすいです。センターカップ用に設計されているためホース取り付け口は直下についています。
Bアネスト岩田 ロータリー式手元空圧計
エアーゲージが小さくメカニカルなデザインで一見いいように見えますが、このホースを後ろに逃せるという機能は、非常にガンのバランスを悪くします。自動車塗装に特化したもので、塗装面にホースが当たらないようになっているわけです。しかし、今まで当たらないようにホースを持っていた手が空いたからといって特に何を持つわけでもないので、ガンさばきを悪くしてまで必要かどうか疑問です。仕事内容が小物や普通の造形物を塗装する人にはお奨めできない商品です。
C恵宏 Map10
同じくホースを後ろに逃せるという商品です。アネスト岩田のものよりはホースの角度が浅いですが、やはり使いにくく、デザインも悪いです。
D明治 ミニエアーゲージ
明治のガンは全てガン本体にゲージが取り付けられるようになっており、ゲージそのものも小型で計測範囲を0〜0.6Mpaに限定しています。これは革新的です。最近はどのメーカーもガンの軽量化にやっきになっていますが、いくらガン本体を軽くしても手元にエアー調整機を付けると、その分重くなってしまい、プラス、ガン本体に付いているエアー調節機能を無駄にしています。明治のガンはエアーゲージを付けた状態では、最も軽いのです。ただ、この商品の欠点は取り付け位置が悪いことです。この箇所に付けるとトリガーを引いて噴射しなくては空気圧を測定できません。通常のときガン手元までの圧を知りたい場面もあるはずなので、そこのところは不便です。
最近、塗装業界ではスプレーガンにエアーゲージを取り付けて吹きつけ空気圧を測定し調整する人が増えています。ガンの重量を増してまで本当に必要かどうか、その効用について考えてみました。エアーゲージを付けるメリットとしては、
自動車のパーツのように同じ形のものを大量に塗装する場合、一番きれいに仕上げられたときの空気圧・塗料噴出量・パターンを測定してデータにとっておけば、作業をマニュアル化できるので、いつも同じ品質で仕上げることができる。
ひとつのコンプレッサーで何人もが作業する場合、変わりやすい手元空気圧を毎回チェックしながら調整して塗装できる。
低圧ガンを使うとき、通常のガンとの音の違いに惑わされず空気圧を設定できる。
スプレーガン手元空気圧力計について
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メーカーの圧力計の設計についてですが、ゲージの部分が大きすぎると思います。ほとんどの商品は0〜1.0Mpaまで計れるようになっていますが、ここまではいらないです。塗装をするときはコンプレッサーの元圧は0.3〜0.4Mpa(メガパスカル)にするのが普通で、そもそもゲージを取り付けて塗装する人は、正確な仕事にさらに正確さを求めて付けているのであり、そんな人が1.0Mpaまで必要としているわけがなく、それよりも実用範囲で細かく測定できる方を望んでいると思うからです。また、サタのスプレーガンのように空気調節がないものならともかく、国産メーカーの場合、ゲージに調節機は必要ないかもしれません。ガン本体の空気調節機能を無駄にして重量も増やしています。うまく、本体の調節機とリンクする方式があればいいですが。
以下、各メーカーの商品を検分してみました。
E 圧力計付クイックジョイント
エアーホースのソケットに空気調節器を内蔵するというアイデアはいいのですが、ゲージはプラグと一体化になっており、ガンのほうに付くので複数のガンを使う場合は、ひとつひとつにゲージをつけなくてはなりません。もしソケットの方にゲージも内蔵すればすべてのガンをひとつの尺度で測定できるというすばらしいアイテムになったのですが。ゲージ付きプラグは自由回転しホースのねじれ防止機能になっています。