1/2スケール ( 55p 13p 高さ35p ) 
制作日記
リカオンとは?
2002年に制作。何もかも手探りで毛の貼り方や耳・口・目の作り方など全ての技術的問題を一つ一つ解決しながら膨大な時間をかけてできあがりました。どうすれば動物をよりリアルにつくれるかの技術開発に時間を費やしました。この頃はフェイクファーの購入ルートが確保できておらず、いろいろな生地屋さんを巡って毛を買ってきていました。ちょうどいい毛がなかった所や顔・足のように毛の長さがだんだん短くなっているような所はピンセットで一列ずつ毛を貼りこんで作っていたのですが、これは大変な作業でした。より進化した技術でもう一度作ってみたいモデルです。
  アフリカ大陸に生息するイヌ科動物で、独立のリカオン属に属しています。中型犬ぐらいの大きさで、大きな丸い耳と迷彩を施したような模様が特徴です。他のイヌ科動物との大きな違いは、前足に指が四本しかないことと(犬は五本)水分の少ない熱帯で生きるために、イヌがやるような舌を出して呼吸する体温調節をしないことです。体温は上がるにまかせ、それでも活動できる体のつくりになっているのです。リカオンの群れは、数匹〜百匹ほどの集団で成り立っていて、群れで狩りを行います。狩の仕方は長時間かけてでも獲物を徹底的に追いつめるというもので、一方が追いながら別働隊が待ち伏せたり、走りながら隊列を入れ替えたりして頭脳プレーを展開し、狩りの成功率は肉食動物の中でも随一です。しかし、それにもかかわらず群れの規模や生活環境などの問題から群れには一度に4〜6匹の子供を育てる力しかありません。一番強いメスのみが子を産み、他のメスはヘルパーに徹するのです.。結果、リカオンの群れは、ほとんどが血縁者で構成されていることになります。そのため、遺伝的多様性が少なく、疾病に対する抵抗力が弱いので、近年は人間が持ち込んだ犬からイヌジステンパーや狂犬病が蔓延し、また人間に害獣とみなされ捕殺されたことにより個体数を激減させ、今や2000頭ほどが生き残っているのみと推定されています。

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リカオン