3Dスキャン掘削装置

最近、墓地によくある石灯篭の原型を作るという仕事をしました。今まであれは、職人が石を彫って作っているのだと思っていたのですが、そうではなく発砲スチロールなどの原型をスキャンしてコンピュータに取り込みデータ化して自動掘削機が削っていくらしいのです。その方がコストをおさえられ品質も一定に保てるからです。石屋さんの前にドラエモンやピカチュウの石が置かれているのもそうやって作っていると聞いて納得。私がスチロールでキャラクターを作るときは、情けない話ですが、削りすぎたりして何度も継ぎ足したりパテしたりしてやっと形にしているので、失敗できない石でよくやったなと感心していました。3D掘削機は我々の業界にもかなり浸透してきていて、請負代理店はその造形物が掘削機のほうがいいか、職人にやってもらったほうがいいか考えてから仕事を出すようになってきました。今のところコストも時間も同じくらいのようです。幾何形体のようなのものや何かと合体するものなどは機械の精度には敵いませんが、キャラクター制作の場合、図面だけで掘削機で作ると動きや躍動感が表現できていないと感じました。我々としては、ライバルというより、どのようにこの装置を使って仕事を効率化できるかというのが先の展望だと思っています。