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Machine Modeling機械造形

弊社には最先端の造形機械が多数あります。

最近は昔からすると夢のような造形機械が開発されてきました。ですがあくまでも機械は造形師をサポートするものであって、うまく運用するためには、造形業全般における経験と技術が必要になります。
弊社にある造形機械でどのようなことが出来るか以下解説いたします。それらによるデータ製作・加工のみの依頼も受け付けています。

3Dモデリング

図面・イラスト・写真などをもとに3Dモデリングします。
これは今まで我々が粘土をこねたり、スチロールを削ったりする作業をパソコンの中で行うようなものです。3Dデータの良いところは、一度データを作ってしまえば、拡大コピー・縮小コピーのようにどんなサイズの造形物でも出力できるようになることです。
弊社では、モデリングは幾何形態のものに限定しています。
なぜなら動物や人体・キャラクターなどはデータから製作してもなかなか良い原型を作ることができないからです。画面上では良くできているように見えても、どっしりとした重心、立体感を感じる面構成、躍動感ある形の流れなどを表現するのは難しいです。弊社では原型師が小さい模型を作り、それをスキャンして3Dデータに置き換え、拡大出力したものにまた手を入れる方法を取っています。
1500ミリ以下の造形物に関しては、データ製作して掘削機で造形するのと、一から手で造形するのとは、かかる時間もコストもあまり変わらない感じがします。

3Dスキャナー

スキャナーにも様々なタイプのものがあります。
フィギュアのような小さなものをスキャンするもの、1m以内のものを手早くとるもの。
大きな物体をスキャンするのは難しく、スキャン用ドローンなどを使ったりすることもあり、スキャンにかかる費用が跳ね上がります。

3Dプリンター

原型を型どりしてFRPやウレタンで成型するという製作方法では、小さい造形物でも価格が高くなってしまいます。
3Dプリンターで出力したものをそのまま製品にするとかなりのコストダウンができます。
ただし、3Dプリンターの樹脂は、耐候性が低いものが多く、設置場所・用途などをヒアリングしたうえで、できるできないを判断させてもらいます。

スチロール掘削機

3軸掘削
3Dデータをもとに発砲スチロールを掘削して造形物を彫り上げる装置です。
ドリル刃に似ていますが側面にも刃がついているエンドミルという工具を使用します。
太いエンドミルは荒い造形ですが早く、細いエンドミルは細かいですが遅いので、状況に応じて使い分けます。
スチロールを固定して上から造形する3軸掘削と、スチロールを回転台にセットして回しながら造形する4軸掘削があり、4軸を使えばかなりの短時間で造形できます。
また原型データを反転させることにより、雌型から製作するという使い方もできます。

真空成型機

アクリルやABSなどの熱可塑性樹脂板を加熱し柔らかくした状態で、型に押し付け真空引きして密着させる装置です。基本的に、片面で抜け勾配のある形でないと成型できません。うまく成型するためには、はじめに形に応じて温度・成型スピード・サポート治具の製作など試行錯誤が必要です。ですが一度成功しマニュアルが出来上がると、裏も表もきれいな樹脂製品が1日何台も製作できるようになります。
大量生産になるほどコストダウンできる工法です。
弊社の機械で成型可能なサイズは、1000×1300×400ミリほどです。これは形によってもっと小さくなる場合があります。
シーリングライトなど光る看板を製作できます。FRP内照にくらべ、均一筒でムラのない発光をします。

真空注型機

容器内の気圧を下げて真空に近づけた状態で、樹脂を硬化剤と攪拌し、型に流し込む装置です。
ウレタン樹脂のように硬化の早い樹脂の場合には、この装置なしではきれいに注型するのが難しいです。
またスケルトン造形に使用する透明系の樹脂は粘度が高いものが多く、真空で攪拌・脱泡することが必要です。

アクリルレーザーカット機

立体文字やロゴマークの製作に適しています。
他にもレーザーで模様を彫り込むレーザー彫刻もできます。
アクリルだけではなくABS樹脂や薄いポリカなどほとんどの熱可塑性樹脂を加工できます。
弊社のレーザーカットは大きさは1200×900、厚みは20ミリまでカットできます。

スチロールカット機

ニクロムの電熱線で発砲スチロールをカットできます。
スチロール原型や立体文字の製作に使います。

温熱槽

槽の中を温度管理することができます。塗装物や成型物の乾燥を早め、気温の低い冬場や湿度の高い季節でも、短納期で納めることができます。
アクリルや塩ビの曲げ加工にも使えます。